自分たちで木を伐るところから、
素材ひとつひとつにまでこだわりを持って
職人手作りの家づくりをしています。
決して大量生産はできませんが、
私たちだからこそ、できることがあります。
1.住む人に寄り添う
家づくり

今、家づくりは設計者と施工者が分かれている場合がほとんどです。 アイビーログ工房は、設計から施工までを一貫して行います。それは、家づくりの全てに責任を持って携わるということ。お客様のご希望を設計時だけでなく、現場でも、そして完成後も、耳を傾ける姿勢があるということです。家は、建てて終わりではありません。お客様とともに二人三脚で、成長していく家を作っています。
写真:愛媛県W邸。完成14年後にサンルームを増築。サンルームの真上の元デッキ部分の外側に壁を立ち上げ、廊下のような空間に。床の空気孔からサンルームの暖かい空気が上ってくる仕組み。さらに詳しく


2.自然に還る素材

私たちが一番に大切にしていること。それは、自然に還る素材で建てるということです。最近は高気密・高断熱な省エネ住宅が推進され、外からの力に耐え、中で使うエネルギーをいかに減らすかというための工夫が重ねられています。しかし、性能ばかりに気を取られて、家そのものが環境で循環することを忘れてしまってはいないでしょうか。アイビーログ工房の建てる家の屋根や、壁や、床は、高知の木と土佐漆喰でできています。下地まで合板は使わず、断熱材も、杉の皮をとうもろこしのノリで固めたものを使います。ボンドも極力使いません。自然素材で建てる家は、住む人にとって安心・安全であることはもちろん、地球にも優しい家になります。
3.100%高知の木

高知県の森林率は84%と日本一です。アイビーログ工房は、この恵まれた環境で、高知の木だけを使ってログハウスを作っています。昔から、その土地の木で家を建てると気候風土に合っているので一番気持ちが良く、長持ちすると言われています。また、高知の木はのびのびと育っていますが、反面、密集林となり、山自体荒れている場所も少なくありません。自分たちの住んでいる土地の木を使えば、間伐が促進され、 山の荒廃を防ぐだけでなく、川も、海も、元気にすることに繋がります。

新月伐採
私たちは秋口から冬にかけての新月の前に丸太を伐採する、新月伐採という伐採法を行っています。その後、葉枯らし乾燥という方法で山で葉をつけたまま3ヶ月間、自然乾燥させます。こうしてできた丸太は燃えにくく、カビや害虫に強く、割れや狂いが出にくい、耐久性の高いものになります。



4.職人手作り

ログハウスの構法には大きく分けて、工場で整型した木材を組み上げて作るマシンカットログハウスと、ログビルダーと呼ばれる職人がチェーンソーやノミを使って原木の皮剥きから加工までを手作業で行い、一本一本組み上げるハンドカットログハウスの二種類があります。アイビーログ工房のログハウスは、全てハンドカットログハウスです。森に生えている木を伐るところから自分たちの手で行い、自らの手で加工する事にこだわっています。一本一本、丸太の形や表情を生かしながら人の手で削り、組み上げたログハウスは、マシンカットでは得られない魅力があり、長く住むほど愛着も増していきます。

6.ログハウス
×土佐漆喰

高知では良質の石灰岩がとれます。それを塩焼き石灰にし、ワラスサをまぜて発酵させて作るのが土佐漆喰です。台風の多い高知で考案されただけあって、一般的な漆喰と違い、のりを使用しないこと、厚塗りにすることで、風雨に対し非常に強く、とても耐久性が高いものになります。アイビーログ工房は、この土佐漆喰をログハウスに使用しています。雨の多い高知の風土、また、風雨に弱いというログハウスの弱点に対して、土佐漆喰は最適の素材と言えるでしょう。仕上がりは少し黄味がかった白色で、なんともいえず優しい表情を見せてくれます。