先日完成した黒瀬邸が、高知放送の、おはよう高知で放送されました。
早速20年ほど前に佐川町に建てた、O邸の施主さんからTELが入った。
彼曰く、「岡原さん、今日の家は中々えいねー。アイビーで建てた家では、2番目にえい。」と言うTELでした。
何処が一番いいのかと聞くと、うちの次に良いとの事。
アイビーログ工房で建てた方の多くが、こう言う事を言われる。
それを私は嬉しく感じています。
私達は、最新のログハウスが一番良いログハウスと思っています。
しかし、ログハウスには不思議な魅力があり、歳を重ねる程、魅力が増すと感じています。
自分で考えて作ったログハウスが一番と感じるのは、ある意味当たり前なのかも知れません。
尚且つ、歳を重ねることで、さらに魅力が増すとなれば、彼の言う、うちのログハウスが一番は、素直な意見なのかもしれません。
愛される建築は、長くたち続ける可能性が高いそうです。
地元の木100パーセントで建てられたログハウスは、環境負荷も最低ですみ、森の手入れもされ、川、海がきれいになり、地元でお金が回るシステムが作れます。
高知のような所では自然の素材を使い、オンリーワンの物作りも大切で、可能性が高いと考えています。
大きいや、効率良いだけでは無く、手間をかけ、手跡の残る仕事も大切で、愛しいと感じています。
大切なのは、あまり高級になりすぎず、民芸のような価値観のある物作り。
普遍の良さを感じられる家作りを、これからも続けて行きたいと考えています。
くさる家に住んでみんかえー。