工房ブログ

2017年8月29日|okahara saori

高知の巨木 その1

お天気にも恵まれた日曜日に
高知県内の巨木を観察する講座に参加して来ました!

四万十町、大豊、アイビーログ工房のある香我美町と
西から東にバス移動でのツアーでした。

5ヶ所見て来た中で、今日はアイビーログ工房でもたくさん使用している
高知の杉の木から、巨木をふたつご紹介したいと思います。

ひとつ目は、四万十町にある「奈路の神明杉」。
神社のご神木です。

奈路の神明杉

人と比べてみても

・・・でっかいです。

携帯のカメラに全体が納まりきれません(笑)

樹齢は500年以上と言われているそうです。

奈路の神明杉_幹

枝打ちされたあとの枝の太さにもびっくりしました。

おぉ・・・!と感激も束の間、次の目的地へと移動が続きます。

 

ところでみなさん
日本でいちばん大きな杉の木はどこにあるかご存知ですか?

私は、屋久島の杉の木だと思っておりましたら

どうやら違うらしいのです。

そのにっぽんいちの杉の木は

なんと!

なんと!!

なんと!!!

ご想像通り、高知県は大豊町にありました!

入り口にある「日本一の大杉」と書かれた案内板に
心がちょっとだけ躍ります。

 

ご対面。

杉の大杉_01

今回も完全にフレームアウト。

手前にある木が小枝に見えるくらいの幹の太さです。

でもでもでも・・・

写真で見えているのは南杉と言いまして、全体は

右側の北杉、左側の南杉の二株を合わせて、杉の大杉と言うそうです。
二本の木に見えますが、この二つは根元で仲良くつながって一本を成し
別名夫婦杉とも呼ばれているとのこと。

国の特別天然記念物に指定され、樹齢は2000年とも3000年とも言われる
その姿に、ただただ圧倒されます。

歴史に疎いのですが、縄文・弥生時代にはすでに
生を受けていたということになるのでしょうか。

この木が経てきた時間。

そこには人とのかかわりにおいて信仰という形で地域で大切にされて
この地に今も生きてなお立ち続けているということに静かに感動しました。

そしてこのツアーでは、ただ巨木を観るだけでなく、樹木医の方々に
どのような施術をして木を守っているのかというお話もお伺いします。

訪れる人が根っこを踏んでこれ以上痛まないように、周囲をデッキで囲んだり

舗装のために設られたコンクリートの道で、根がこれ以上張れない木の周りを
エアースコップというものを使い、圧縮した空気で根を痛めないようにして
土を掘り起こし、そこへ肥料を入れ混ぜたり、
 
病気や災害で痛んでしまった所には、薬剤等が塗布され
腐敗が進まないように銅版で覆われていたり

と多くの手が施されている事ことを知りました。

一方で、残念なお話も聞きました。

近くに大きな製材所が建設されたそうのですが
その際に、この土地の上にコンクリートの貯水槽が建設されたそうです。

どの巨木にも共通しているのは
大きな木の下には豊かな水源があるということ。

お話をしてくださった樹木医の方は、この木の水源の心配に加え、
コンクリートのアルカリ成分が染み出てきて水質が変わってしまうのではないかと。
 
工事が始まってから木の上に大きな貯水槽ができることに気づき、
どうすることもできなかったと悔しそうにお話されていました。

その後も該当機関に話をされに行ったそうですが、まったく取り合ってもらえず、
建設時にだれもこの木のことを考えてくれていなかったのか、
とおっしゃる声が悲しそうでした。

日本だけでなく世界に誇れるこの杉の大杉は、
豊かな森がこの高知県で育まれていることの証であり、
象徴なんだと感じました。

樹種にもよるそうですが、木には寿命がないそうです。

これからもこの大杉が生き続けることは、森が元気な証拠なんだと思います。
この姿が遠い未来にもあり続けることを願うとともに、
自分にできることは何なのだろうと考える時間でした。

こういった保全活動は、樹木医の方だけでなく、
ボランティアの方々の力によっても支えられています。

バスの中で、ひとりのボランティアの方がこうおっしゃっていました。

山と川と海はつながっていて、その全てを守っていくために、木を守る活動をするのだと。

この言葉を聞いて、立場は異なれど、想いは同じなんだなと思いました。

アイビーログ工房の家づくりは、海山川が豊かであるために必要な森の間伐を促進し
いつかは土に還る自然素材のものを使って家を建てています。

私たちアイビーログ工房が、これからも住まいを建て続けることができるということは、
今よりも海山川が豊かにつながっている証でもあるはずです。

100年、200年と世代をつないで住み継げるエシカルなログハウスを
これからも建てられるよう、家づくりを通じてみなさんと想いを
共有していけたらいいなと思います。

美空ひばり 歌碑

神社からの帰り道。

手前に見える黒い線は木を支えるワイヤー。
人の手首ほどの太さがある直径5cmくらいのものが
木の四方に張ってあります。

それを見ていたらご年配の方々の中から

「ひばりちゃん♡♡♡」

という黄色い声が飛び交ってきました。

ワイヤーの奥には、美空ひばりさんの歌碑があり、
歌声が山に響いておりました。

この杉の大杉は、国民的歌手美空ひばりさんが
「日本一の歌手になれますように」と願掛けした
八坂神社のご神木でもあります!

今回は食することができませんでしたが、近くにひばり食堂と言う、
杉の大きさ日本一なら、これまた食堂のメニューもすべて度肝を打ち抜く
ビッグサイズなボリュームで人気の行列が絶えないお店がありました。

つぎの現場は、大豊町のフルログハウスです。

完成見学会が開催される際は、ぜひこの日本一の大杉と
ひばり食堂へ立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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E-mail:okahara@live.jp
FAX:0887-50-1770
高知県香南市香我美町口西川1436-1

湖を眺める3坪のログハウスカフェ

カフェ アイビー

090-3786-3290

営業時間:11:00~16:00 定休日:水・木・金
高知県香美市土佐山田町佐竹17-1